新宿食支援研究会(略称:新食研)は、新宿で活躍する医療・介護の関係者を中心に、 「最期まで口から食べられる街、新宿」をモットーに、食支援を取り組む自発的な研究会です。
私たちが考える食支援とは、「本人、家族に口から食べたいという希望がある、 もしくは身体的に栄養ケアの必要がある人に対し、適切な栄養管理、経口摂取の維持、 食を楽しんでもらうことを目的としてリスクマネジメントの視点を持ち、適切な支援を行うこと」です。
そして新食研が目指す活動は、地域に向けて一方向の情報発信を強化することに加え、 地域という単位で意識改革をし、医療職、介護職などという垣根も越え、市民も巻き込み 「何らかの食や栄養の異常を見つける人」、「適切な支援者につなぐ人」、 そして「結果を出す人(支援者)」を無限に作りだすことです。
またその後、食支援を社会に「広める」活動も開始しました。→新食研のMTK&H
新宿食支援研究会のワーキンググループ、「食べる☆デイ」で考案したテストです。
デイサービスでも簡単にできることを前提に、
利用者さんの食機能、栄養評価、体力測定の3面のテストから記録を残し、
継時的な変化を追ったり、リスクの評価や必要な連携をするためにテストを考案しました。
食べるデイテストの項目は大きく3つです。
①摂食機能評価 ②栄養評価 ③体力測定
これらのテストを3か月に一度(目安)で実施し、利用者カルテに記入していくというものです。
テスト内容
1.摂食機能
a せんべいテスト
b 水飲みテスト
2 栄養評価 ネスレニュートリションRが提供する簡易スクリーニング項目を用いた、 簡易栄養状態の評価
3 体力測定
a 握力測定
b 椅子からの立ち上がり
c 5メートル歩行
d 片足立ち5秒間
→テストの方法や内容は、メニュー②使ってでも、紹介しています。
平成30年度の介護保険の改定にて、栄養に関する加算は、 次のような加算が新設されました。
⇒詳しくは厚生労働省から発表される改定資料をご覧ください。
新設される「栄養スクリーニング加算」
改定される「栄養管理に関する加算」
栄養に関する加算が簡易な評価でできる方針になり、通所介護等では低栄養などの
リスクに対して、栄養スクリーニングを定期的に実施し、利用者の栄養状態に係る情報を
ケアマネジャーへ文書で連絡した場合に評価を行う案が示されています。
栄養スクリーニングの項目は介護職員等でも可能なものを想定して、 体重やBMIなどの身体的な変化に加えて、食事の摂取に関わるものが挙がっています。
対象サービス案は通所系のほか、グループホームや特定施設等の居住系、 小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護とされてます。
「食べるデイ」アプリの基本的な機能である、
①テストデータの入力や閲覧
②そのデータを元にした家族やケアマネジャーへの連絡
この2つは無料版アプリでご利用いただけます。
(なおデータ通信については、通常の通信料が必要となります)
※有料版アプリをお使いいただくと、次のような付加価値サービスが便利にご利用いただけます。(有料版アプリの詳細は今後、ご案内します。)
★多数のテストデータが取扱可能
利用者さんのテスト件数が増えてきて、取り扱うデータの容量やサイズが増えた場合でも、制限を設けずにアプリを使えます。
★詳細レポートでの報告
テストデータをきれいなレポート形式、メールでの出力ができます。
→家族やケアマネジャーの方へ、きれいなレポート形式で連絡できます。
★画像や動画データへの対応
・食べるデイテストで行う、食べる、飲み込むなどの様子を撮影した画像や動画の情報をアプリ内にアップロードすることができます。
→より利用者さんの評価や様子を画像で詳しく残して、記録や報告に使えます